高知県四万十市に位置する今成橋は、地元では「佐田沈下橋」の名で親しまれ、四万十川に架かる沈下橋の中でも最も長く、最も下流にあることで知られています。欄干がないシンプルな構造は、増水時に橋が水中に沈むことで、流木などをせき止めることなく、橋への負荷を軽減するという、四万十川の自然と共生する知恵が込められています。その素朴で美しい姿は、四万十川の豊かな自然と一体となり、日本の原風景を感じさせてくれます。

橋の上を歩いて渡ると、四万十川の雄大さや、川面を渡る風の心地よさを五感で感じられます。川遊びをする人々の姿や、釣りを楽しむ人の様子など、川と共に生きる人々の暮らしを垣間見ることができます。周囲の景観は、四季折々に表情を変え、特に新緑の季節や、夕暮れ時のグラデーションは、多くの写真家や観光客を魅了します。

ドラマや映画のロケ地などにも使われ、インスタ映えする人気の穴場スポットです。

駐車場は、河川東側に「佐田沈下橋 公衆トイレ」の場所に比較的多くあります。河川西側には道脇に数台の駐車スペースがあります。

また2025年現在、河川西側には、ちっちゃいコンテナの可愛い「hotori coffee」でコーヒーなど販売しています。不定休（雨の日など）なので公式インスタで確認する良いです。