国宝の日本刀 - 林原美術館

岡山の実業家だった故林原一郎氏がコレクションした東洋古美術の絵画や工芸品から刀剣・武具・甲冑などが展示されています。

武士の魂ともいえる日本刀の精緻な美しさや、歴史的背景を間近で感じられるのは、刀剣ファンはもちろん、日本の伝統文化に関心のある方にとって大変貴重な体験となるでしょう。

コレクションは、日本刀以外にも多岐にわたります。桃山時代から江戸時代にかけての甲冑、茶道具、能装束、絵画、漆工品など、武家の文化や雅な暮らしを伝える美術工芸品が多数展示されています。これらは、単なる美術品としてだけでなく、当時の人々の美意識や、歴史の移り変わりを物語る貴重な資料でもあります。


【豆知識】
林原一郎氏（1908～1961）は、学生時代から刀剣の鑑賞、研究に没頭、やがて蒐集に進み、鑑識眼の充実と共に、戦後特に名刀を多く入手し、岡山の刀剣蒐集家としては1、2を争うまでとなりました。