吉島家は、江戸後期から明治時代にかけて、生糸、繭の売買、金融、酒造業を営んでいた旧家です。現在の主屋は、1907年(明治40年)に建てられたもので、木造2階建、切妻、平入、桟瓦葺の建物です。 大黒柱や吹抜け部分に縦横に組まれた梁が美しいです。...
建物は棟札、鬼瓦銘より1650年(慶安3年)の建設が明らかで、八つ棟(やつむね)造りとも言われています。 外観は白漆喰塗籠(しろしっくいぬりこめ)、大棟の両端に段違いに小棟を付け、入母屋造りの破風を前後喰違いに見せ、本瓦葺で、堂々とした城郭風の外観です。...