湯ノ花がある - 加田の湯

加田の湯は、島根県飯石郡飯南町に位置する日帰り温泉施設です。その最大の特徴は、湯船に注がれる源泉かけ流しの湯が、空気に触れると黄金色に変化する「黄金の濁り湯」であること。この温泉は、含二酸化炭素ーナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩泉（低張性中性冷鉱泉）という泉質を持ち、炭酸ガス成分が血管を拡張し血行を促進するため、ぬるめの温度でも体の芯まで温まります。古くからこの地域で活躍した武将が傷を癒したという言い伝えもあります。

浴槽は、週ごとに男女が入れ替わる岩風呂と檜風呂の2種類です。温泉成分が凝固してできる「湯ノ花」が見られることもあり、温泉ファンにとっては貴重な体験となります。温泉に浸かりながら、周囲の山々と田園風景を眺めることができ、自然の中でゆったりとリラックスできます。

施設内には、地元食材を使った家庭的な郷土料理が味わえる食事処「ごんべえ茶屋」があります。温泉で体を温めた後、地元の新鮮な野菜や旬の食材をたっぷり使ったヘルシーなランチを味わうことができます。