忠犬ハチ公 ＆ 渋谷スクランブル交差点

忠犬ハチ公は死去した飼い主の帰りを、渋谷の駅前で約10年間待ち続けたと言われています。今も多くの人々がこの場所で待ち合わせをしており、単なる像としてだけでなく、渋谷の「待つ」という日常風景の一部となっています。忠誠心と愛情の物語は、訪れる人々の心に静かな感動を与えます。

そして、ハチ公像のすぐ目の前に広がるのが、世界で最も有名とも言われる渋谷スクランブル交差点です。多い時には一度に3千人以上が斜め横断すると言われ、青信号と共に四方八方から人が一斉に動き出す光景はまさに圧巻。このダイナミックな人の流れは、常に変化し続ける東京、特に渋谷のエネルギーそのものです。

ハチ公像とスクランブル交差点は、渋谷の過去と現在、そして未来への活気を同時に感じられる場所です。ハチ公像からは古き良き物語と待ち合わせの文化を、スクランブル交差点からは現代都市の躍動感と多様性を体感できます。渋谷を訪れたら、ぜひこの二つのシンボルに立ち寄ってみてください。


【豆知識】
忠犬ハチ公の実物の剥製が、国立科学博物館にあるので、興味のある方は行ってみると良いと思います。