阿波の土柱

徳島県阿波市の丘陵に林立する阿波の土柱は、約100万年前の堆積層が風雨に浸食されて現れた“土の柱”の景観。最大の波濤嶽をはじめ、燈籠嶽・不老嶽・筵嶽・橘嶽の五嶽が連なり、柱状やカーテン状の地形が迫るさまは圧巻です。正面展望台（上・下）からは地層を間近に観察でき、四季の木々と荒々しい土肌のコントラストが写真映え。夜はライトアップが行われ、黄金色に浮かぶ奇岩群が幻想的な時間を演出します。

遊歩道を辿れば、波濤嶽の頂上に立つスリリングな視点へ。足元に土柱を見下ろす眺めは唯一無二で、上から・正面・麓のバリアフリー展望と、角度を変えて楽しめるのが魅力です。さらに斜面のハイキングコースを登り切ると東屋があり、吉野川流域や眉山を一望。所要は見学だけなら40分前後、頂上まで足を延ばして1時間〜と、旅程に合わせて選べます。