石見国一宮の物部神社

「物部神社（もののべじんじゃ）」は、石見国（いわみのくに）の一宮として、古くからこの地域で最も格式高い神社として崇敬されてきました。主祭神は、日本神話に登場する武神であり、大和朝廷の軍事を司った物部氏の祖神である宇摩志麻遅命（うましまじのみこと）。そのため、武運長久、鎮魂、厄除けの神として信仰を集めています。

境内は厳かで、杉の古木が立ち並び、神聖な雰囲気に包まれています。現在の本殿は、1819年に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。緻密な彫刻や壮麗な装飾は、見る者を圧倒します。他にも、宝物殿には物部氏ゆかりの品々や歴史的な資料が展示されており、日本の古代史に興味がある方には特におすすめです。

物部神社は、日本の歴史と文化、そして神道の奥深さを感じられる場所です。パワースポットとしても知られ、静かに心と体を清めたい方にも適しています。

物部神社は、古くから文武両道・鎮魂・勝運の神として崇敬されてきました。特に、鎮魂の神として有名で、古代から宮中でも鎮魂祭が行われてきました。

戦国時代に大内氏・毛利氏の戦勝祈願が行った神社でもあります。


【穴場スポット】
本殿の奥には、裏参道のような小道があり、より自然に近い状態で静かに散策できます。また、境内には樹齢数百年の杉の巨木が点在しており、その生命力に触れるのも良いでしょう。