兵庫県最高峰 - 氷ノ山

兵庫県と鳥取県の県境にそびえる「氷ノ山（ひょうのせん）」は、標高1,510mを誇る兵庫県最高峰です。国立公園にも指定されており、手つかずの豊かな自然が広がる関西有数の山岳地帯として知られています。春の新緑、夏の高山植物、秋の燃えるような紅葉、そして冬の深い雪景色と、四季を通じて様々な表情を見せ、訪れる人々を魅了します。特に、夏は避暑地として、冬はスキー場として多くの人々で賑わいます。

氷ノ山は、登山初心者から経験者まで楽しめる多様な登山コースが整備されています。主な登山口からは、整備された遊歩道や急登など、体力や経験に応じたルート選択が可能です。山頂からは、360度のパノラマが広がり、遠く日本海や中国山地の山々まで見渡すことができます。澄んだ空気の中で眺める雄大な景色は、登山の疲れを忘れさせてくれるほどの感動を与えます。また、山麓にはブナの原生林が広がり、貴重な動植物が生息しているため、自然観察や森林浴にも最適です。

冬には、広大なスキー場に変貌し、西日本屈指のスキーリゾートとして人気を集めます。良質な雪と多彩なコースは、スキーやスノーボード愛好家にとって最高の遊び場です。
西側にはわかさ氷ノ山スキー場、東側には氷ノ山国際スキー場があります。

登山でも人気の山ですが、別宮の棚田から撮影される「逆さ氷ノ山」など写真家の間でも有名です。


【登山について】
登山口は鳥取県側のスキー場・キャンプ場の周辺にあります。

登山コースは3つほどありますが、初心者は「氷ノ越コース」を選んだほうがよいです。「仙谷コース」「三ノ丸コースは」急な坂がある中級者・上級者用です。

氷ノ越コースは、山頂まで2時間半ほどです。