温泉のお猿さん！地獄谷野猿公苑

地獄谷は、標高850メートルの渓谷で、一年のほぼ三分の一が雪に覆われる厳しい環境です。しかし、この地はサルたちにとっては楽園。古くからこの地にはニホンザルの群れが自然のままに暮らしています。

地獄谷野猿公苑は、世界で唯一、冬に温泉に入るサルが観察できる場所として知られています。冬になると、平均気温が氷点下になる地獄谷で、サルたちは体を温めるために温泉に浸かります。温泉に浸かるサルの姿は、多くの観光客を魅了しています。

地獄谷野猿公苑には、現在約150匹のニホンザルが生息しています。サルたちは、人間慣れしており、至近距離で観察することができます。サルの群れに囲まれて、野生のニホンザルの生態を間近で観察することができます。

駐車場からは山道（冬なら雪道）を15分程度歩きます。

駐車場の付近にある「猿座カフェ＆ラーメン猿座」は、ラーメンとピザが人気のカフェです。冬はラーメンで体が温まります。
お土産にも最適な信州りんごのリンゴジュースも人気があります。

【お役台ち懸念点】
野生の猿ためいつも温泉に入っているわけではありません。最小限に餌付けするので猿は集まっていますが、夏などは水遊び程度で、温泉でくつろぐことはありません。
冬に訪問する方がおすすめですが、雪が積もるので、車は冬でない方が気軽です。

冬期（12～3月）：雪の中で長時間浸かる姿がもっとも有名・頻繁に観察されます。

初夏（6月頃）：肌寒い日にはごくまれに、体温調節や遊び感覚で数頭が湯船に入ることがあります。

盛夏（7～8月）：気温が高いため、温泉に浸かる理由がほぼなく、多くの猿は周囲の渓流で水浴びをしたり、森で涼を取ったりして過ごします。