大山（丹沢）と大山阿夫利神社

大山（丹沢）は、丹沢山地の東端に位置する標高1,252メートルの霊山で、古くから修験道の聖地として、また雨乞いの神として信仰されてきました。山頂からは関東平野を一望でき、天気の良い日には東京スカイツリーや富士山、相模湾まで見渡せる大パノラマが広がります。

大山中腹にある、大山阿夫利神社までは、大山ケーブルカーを利用できるため、参拝目的であれば、誰でも比較的簡単にアクセスできます。（階段などはあります。）
大山阿夫利神社は、水の神、山の神、そして雷の神として信仰され、特に雨乞いや商売繁盛、家内安全のご利益があると言われています。歴史と自然の荘厳さを感じられる場所です。
大山に登らずとも、大山阿夫利神社からの景色も江ノ島などの相模湾を一望できる景色は絶景です。

ケーブルカーは20分毎に出ています。
電車を利用する場合は小田急線の伊勢原駅から４番線バスに乗り「大山ケーブル」終点で下車します。

【大山登山について】
阿夫利神社下社を起点に、表参道から富士見台を経由して大山山頂へ、下りは見晴台を経由して下山する周回するなら、所要時間約5時間（休憩あり）ほどのコースです。
周回コースでなく大山山頂を往復するコースなら3時間（往復）ほどです。


【豆知識】
大山は、江戸時代には「大山詣り」として庶民に親しまれ、多くの人々が参拝に訪れました。登山道には、その頃の面影を残す「講中」と呼ばれる信仰団体の石碑が多数残されています。

【穴場スポット】
ケーブルカー大山寺駅で下車し、大山阿夫利神社下社へ向かう途中にある「雨降山大山寺」は、紅葉の名所としても知られる古刹です。特に秋の紅葉シーズンには、美しいモミジが境内を彩り、静かな雰囲気の中で景色を楽しむことができます。また、大山阿夫利神社下社から山頂へ向かう登山道には、夫婦杉やブナの原生林など、豊かな自然を感じられるスポットが点在しています。
大山観光電鉄大山ケーブル駅 から阿夫利神社駅まで徒歩で行く場合、約30分かかります。途中、大山寺も経由できます。