郷土から現代アートまで - 大分市美術館

大分市美術館は、大分市の上野丘（うえのがおか）公園内に位置する、自然と芸術が調和した美術館です。豊かな緑に囲まれた静かな環境が特徴で、美術館自体が市民の憩いの場にもなっています。

当館は、大分県にゆかりのある美術家の作品を重点的に収集しており、日本画、洋画、彫刻、工芸品など、幅広いジャンルの作品を収蔵・展示しています。常設展では、これらの郷土ゆかりの美術品を中心に、時代やテーマに沿って作品を紹介し、大分の芸術文化の歴史とその発展を深く感じることができます。

また、企画展も当館の大きな魅力です。県内外の多様な美術作品や、特定のテーマに焦点を当てた展覧会など、訪れるたびに新たな発見があります。特に、現代美術の分野では、大分を拠点に活動する作家の紹介や、国内外の現代美術の動向を示す企画展も積極的に行われています。これらの企画展を通じて、現代アートの多様な表現に触れる機会も提供しています。

館内にあるレストラン「いろのわ」は、「Art×Table」をコンセプトに、食とアートを融合させた空間です。自社農園で採れた野菜をはじめ、大分県内の生産者から仕入れた新鮮で安心・安全な食材をふんだんに使用し、素材本来の味を活かした健康志向のメニューを提供しています。