必勝祈願！筑前國一之宮 筥崎宮

筥崎宮（はこざきぐう）は、福岡県福岡市東区に位置する、宇佐神宮（大分県）、石清水八幡宮（京都府）と並び称される日本三大八幡宮の一つです。古くから厄除け・勝運の神として崇敬されており、特に、ここ一番での勝利を願う人々から厚い信仰を集めています。境内は、静かで荘厳な雰囲気に包まれ、多くの参拝者が、スポーツの試合や受験、商談などの成功を祈願するために訪れます。

この神社の最大の見どころは、その歴史的な建造物と、神聖な空間です。国の重要文化財に指定されている楼門には、亀山上皇が蒙古襲来の際に「敵国降伏（てきこくこうふく）」の宸筆（しんぴつ）を掲げたと伝えられ、厄除け・勝運の信仰を象徴しています。また、本殿や拝殿は、凛とした空気をまとい、参拝者を清らかな気持ちにさせてくれます。境内には、樹齢数百年ともいわれるご神木や、四季折々の花が咲く庭園があり、心静かに散策を楽しめます。


玉取祭は一般に「玉せせり」と呼ばれ、古来より盛大に行われています。触れると悪事災難を逃れ幸運を授かるといわれる木製の玉をめぐり、締め込み姿の競り子達が激しい争奪戦を繰り広げます。


【穴場スポット】
楼門や本殿周辺は多くの参拝客で賑わいますが、境内の奥にある「東末社」や「西末社」などは、比較的静かで、ゆっくりと参拝できる穴場です。また、境内には「湧出石（わきでいし）」という、触ると運気が湧き出ると言われるパワーストーンがあり、多くの人が訪れます。