瀬戸内海を一望 - 五色台

五色台は、香川県の高松市と坂出市にまたがる、標高は約400メートルから500メートルの青峰・黄峰・黒峰・白峰・紅峰の五つの峰からなる台地です。瀬戸内海国立公園内にあり、頂上付近からは瀬戸内海の多島美や、瀬戸大橋、遠くには岡山県の児島半島まで一望できる景色が魅力です。春は桜やツツジ、秋は紅葉が山を彩り、季節ごとに異なる美しい景色を楽しむことができます。五色台スカイラインは、快適なドライブコースとしても人気です。

五色台は、景観の美しさだけでなく、四国八十八ヶ所霊場の札所が複数あることでも知られています。第八十一番札所「白峯寺」や、第八十二番札所「根香寺」などが点在し、歴史と信仰の深さに触れることができます。特に、根香寺の境内にある「牛鬼伝説」にまつわる巨大な像は、見どころの一つです。

夕暮れ時には、瀬戸内海に沈む夕日が織りなす幻想的な景色が広がり、ロマンチックな雰囲気に包まれます。写真愛好家にも人気のスポットです。


【豆知識】
五色台の名称は、弘法大師が真言密教の五大色にちなんで命名したと伝えられています。

【お役立ち懸念事項】
地図上に展望台は複数ありますが、最も景色が良いのは、「休暇村讃岐五色台展望台」です。「五色台展望台」などは、ある程度、瀬戸内海を一望できますが、前方に木々などあり物凄く視界が良いわけではありません。そのため、絶景だけを目当てでくると満足度が低いかもしれません。夕日の時間や夜景スポットとして訪問するか、白峯寺や根香寺などのパワースポット巡りに興味のある方におすすめのスポットです。