淡路島の江埼灯台

兵庫県淡路市、淡路島の最北端に位置する江埼（えさき）灯台は、明治4年（1871年）にイギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンによって設計された、日本で二番目に古い洋式灯台です。白亜の美しい姿は、明石海峡の青い海と空に映え、その優雅な佇まいは、訪れる人々を魅了します。国の登録有形文化財にも指定されており、歴史的な価値も高い灯台です。

灯台の周辺は、明石海峡の雄大な景色を一望できる絶好のロケーションです。天気の良い日には、対岸の明石市街地や、明石海峡大橋まで見渡すことができます。特に、夕暮れ時は、空と海が幻想的な色に染まり、ロマンチックな雰囲気に包まれます。灯台の美しい姿と、夕日が織りなす景色は、写真撮影にぴったりのスポットです。

江埼灯台は、石造りの灯台としては日本で3番目に古い灯台です。白亜の石材を用いて建造された灯台は、シンプルながらも美しい姿で、現在も現役で使用されています。


【豆知識】
江埼灯台の歴史は、慶応3年（1867年）に、徳川幕府が兵庫開港の備えとして作らせた灯台にまで遡ります。当時、明石海峡は船舶の航行が困難な難所であり、灯台の建設は、海上交通の安全を確保するために不可欠でした。
江埼灯台は、日本の灯台の中で「灯台の父」と呼ばれたリチャード・ヘンリー・ブラントンが設計しました。

【お役立ち懸念点】
灯台の近くまでは車で行けますが、駐車場から灯台までは少し歩きます。また、灯台は原則として内部の見学はできません。