日本最大級の本丸御殿 - 佐賀城跡

佐賀市にある佐賀城跡は、江戸時代に佐賀藩主鍋島家が居城とした城の跡地で、日本100名城に選ばるお城です。江戸時代初期に佐賀藩鍋島氏の居城として築城されました。城は火災で焼失したり、明治4年（1871年）の廃城令により、天守閣をはじめとする城の建物の多くがなくなりましたが、現在はその一部が復元され、日本最大級の木造復元建築物である「佐賀城本丸歴史館」として一般公開されています。歴史館は、当時の佐賀城本丸御殿を忠実に再現しており、その壮大なスケールに圧倒されます。館内では、佐賀藩の歴史や文化、幕末から明治維新にかけての佐賀の役割などを、展示や資料で学ぶことができます。
現存するのは「鯱の門（重要文化財）」のみです。

佐賀城跡の最大の魅力は、その広大な敷地を散策できることです。堀や石垣など、当時の面影が各所に残されており、歴史の重みを感じられます。特に、お堀には蓮の花が咲き、春には桜が美しい景色を作り出し、四季折々の自然と歴史が調和した景観を楽しめます。歴史館の見学後は、広々とした公園でゆっくりと休憩するのも良いでしょう。