荒波の絶景！鹿岡の夫婦岩

鹿岡の夫婦岩（かおかのめおといわ）は、高知県室戸市、室戸岬の海岸線に位置する、太平洋の荒波と風雨によって削られてできた奇岩です。大小二つの岩が寄り添うように並び、日本の神話にも登場する夫婦岩のように、注連縄（しめなわ）で固く結ばれていることから「夫婦岩」と名付けられました。その神秘的な姿と、背後に広がる雄大な太平洋の景色が相まって、縁結びや夫婦円満を願う人々、そして絶景を求める観光客に人気のスポットとなっています。

この夫婦岩の最大の魅力は、その独特の造形美と、神聖な雰囲気にあります。海の浸食によって長い年月をかけて形成された岩肌は、自然の力強さを物語っています。注連縄で結ばれた二つの岩は、まるで寄り添い合う夫婦のようで、見ているだけでも心が和みます。特に、朝日の時間帯には、朝焼けに染まる空と海を背景に夫婦岩が浮かび上がり、幻想的な光景が広がります。その美しさは、写真映えすること間違いなしです。

駐車場は、道沿いの両脇に数台だけ狭い駐車スペースがあります。


【豆知識】
鹿岡の夫婦岩を結ぶ注連縄は、地域の人々によって定期的に張り替えられており、その信仰が今も大切に受け継がれています。