天守現存の国宝！彦根城

彦根城は、徳川四天王の一人、井伊直政の子である直継（のち直孝）によって、1604年に築城が開始されました。約20年の歳月をかけて完成した城は、琵琶湖を望む金亀山に築かれた平山城で、「金亀城（こんきじょう）」の別名も持ちます。天守は、三重三階地下一階の複合式望楼型で、屋根の装飾が複雑に組み合わされ、優美な曲線が特徴です。現存する五つの国宝天守（姫路城、松本城、犬山城、松江城、彦根城）の一つであり、その歴史的価値と建築美は国内外から高く評価されています。

城内には、国の重要文化財に指定されている「天秤櫓（てんびんやぐら）」や「太鼓門櫓（たいこもんやぐら）」など、多くの櫓や門が当時の姿を留めています。天守の内部は、急な階段が多く、当時の堅固な造りを肌で感じることができます。また、城の北東に位置する「玄宮園（げんきゅうえん）」は、中国の瀟湘八景を模して造られた池泉回遊式庭園で、四季折々の花木と、城を背景にした美しい景観が楽しめます。毎日定時に登場するひこにゃんも人気を集めています。

同様のお城として愛知県にある国宝犬山城と比較すると天守は犬山城の方が見所がありますが、彦根城の方が石垣やお掘り玄宮園などお城全体では見所が多いです。

入場料には玄宮園も含まれています。

天守南側の京橋口駐車場は天守には少し離れていますが、お土産店や飲食店が多いので便利です。