普段使いのセンス良い陶器 出西窯

出西窯は、島根県出雲市斐川町に位置する、日本の民藝運動の精神を受け継ぐ窯元です。昭和22年（1947年）に開窯して以来、「用と美」を兼ね備えた器づくりを一貫して続けています。特徴は、地元の土や釉薬を使い、シンプルながらも力強い造形と、使うほどに手に馴染む温かみのある風合いです。特に、呉須（青色）や緑釉、飴釉などの色使いが美しく、日常使いしやすい丈夫な器として、全国に多くのファンを持っています。

ショップでは、定番の飯碗や皿、カップはもちろん、花器やランプシェードなど、幅広い種類の器が並び、手仕事の温かさを感じながらお気に入りの一点を探すことができます。器の持つ独特の存在感は、お土産としても大変喜ばれるでしょう。

カフェ「Le CochonD’or Shussai (ル コションドール出西)」では、出西窯の器で提供されるこだわりのコーヒーやスイーツ、軽食を味わえます。実際に器を使って食事をすることで、その使い心地や美しさをより深く感じることができます。緑豊かな庭園を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができる、まさに「癒しの空間」です。

工房のある場所の環境も落ち着いた雰囲気があり素晴らしいです。出雲観光の際にぜひ立ち寄りたい、民藝と手仕事の魅力を体感できるスポットです。


【豆知識】
出西窯の製品には「くらしの器」という哲学が込められています。これは、飾るための器ではなく、日々の暮らしの中で実際に使われることを目的とした器を意味します。