断崖絶壁の小便小僧！祖谷渓

祖谷渓の小便小僧は、祖谷渓の断崖絶壁に建つ小便小僧の像です。
由来として、その昔、子供や祖谷街道工事の作業員、旅人たちが、像のある岩のあたりで小便をして度胸だめしをしたという伝えがあります。

祖谷渓の絶景は多彩。断崖に佇む“度胸試し”の小便小僧像、川が「ひ」の字に曲がる“ひの字渓谷”は写真映えの定番。紅葉の見頃は例年10月下旬～11月中旬で、谷壁一面が赤や黄金色に染まります。時間に余裕があれば奥祖谷へ足をのばし、二本の吊橋を対にした「奥祖谷二重かずら橋」へ。冬季（12～3月）は休業なので春～秋の旅程に組み込みましょう。

文化景観に触れるなら、急峻な斜面に家並みが残る重要伝統的建造物群保存地区「落合集落」へ。祖谷温泉では谷底の露天風呂へ向かう専用ケーブルカーが名物です。さらに国道439号沿いの名頃地区“かかしの里”には300体超の等身大人形が点在し、秘境らしい静けさの中にユーモラスな風景が広がります。

香川県丸亀市からは車で１時間半程度あります。


[穴場スポット]
・ひの字渓谷の国見滝付近：谷が緩やかに屈曲する全景を安全な歩道から狙える俯瞰ポイント。
・祖谷温泉のケーブルカーは谷底まで約5分・最大傾斜約42度。露天風呂とあわせ非日常体験に。
・落合集落展望所：夕方、家々に灯りがともる時間帯は里山の原風景が映える。

[お役立ち懸念点]
・山岳道路はカーブ多く幅員狭小。夜間・降雨時は特に注意。吊橋は木床に隙間があり、ヒールや三脚は不向き。大雨・警報時は渡橋休止あり。

・紅葉期と連休は渋滞・駐車場混雑。公共交通＋徒歩を併用し、バス改正情報と運休に留意を。最新の時刻表は出発前に確認。