宮島の厳島神社

広島県廿日市市宮島町に位置する厳島神社は、推古天皇元年（593年）創建と伝えられる、約1400年の歴史を持つ神社です。最大の特徴は、潮の満ち引きによってその表情を変える海上に建つ社殿と、沖合に立つ朱塗りの大鳥居。干潮時には大鳥居の足元まで歩いて行け、満潮時には社殿が海に浮かんでいるように見え、その幻想的な光景はまさに「神の島」宮島を象徴しています。1996年にはユネスコの世界文化遺産に登録され、日本を代表する観光地として国内外から多くの人々が訪れます。

厳島神社は、海上交通の守り神として信仰されてきました。平安時代後期には、平清盛が厚く信仰し、現在の社殿の基礎を築いたとされています。社殿の回廊は、高潮対策のために床板にわずかな隙間が設けられており、海上建築ならではの工夫が見られます。御本殿のほか、客神社や能舞台など、見どころが多数あり、歴史と建築美を堪どします。特に夕暮れ時からはライトアップが始まり、昼間とはまた違った幽玄な雰囲気を醸し出します。

宮島中央の標高535メートルの弥山（みせん）の山頂に登るロープェイもあって山頂にはお猿さんもいます。

絶景・歴史・街並み・お土産と見所の多い観光地です。
宮島の紅葉シーズンは11月中旬〜下旬にかけてです。

公共機関でのアクセスは広島駅から山陽本線の岩国方面に30分ほど乗車して宮島口で下車。そこからフェリーで5分ほどです。
平和公園周辺からなら路面電車で50分ほで向かうこともできます。