ブドウとワインの里 - 広島三次ワイナリー

広島三次ワイナリーは、広島県三次市東酒屋町に位置し、豊かな自然に囲まれた中でワイン造りを行っています。自社畑で栽培されたブドウはもちろん、地元三次市や周辺地域の契約農家が丹精込めて育てたブドウを使用し、地域のテロワールを表現したワインを醸造しています。施設内には、ワインの製造工程を見学できるガラス張りの醸造所や、ワイン貯蔵庫があり、ワインがどのように造られるのかを肌で感じることができます。

試飲コーナーでは、主力ブランドである「TOMOE（トモエ）」シリーズをはじめ、様々な種類のワインを気軽に試飲できます。併設のショップでは、お気に入りのワインを購入できるのはもちろんのこと、ワインに合う地元特産品やオリジナルグッズなども豊富に取り揃えられています。お土産選びにも困りません。また、バーベキューガーデンでは、ワインと共に広島県産和牛など地元の食材を使ったバーベキューを楽しめるため、食事も充実しています。

一年を通して様々なイベントが開催されており、特に「春の三次ワイン祭」や「秋の三次ワイン祭」などは多くの人で賑わいます。ワイン好きにはたまらないイベントですが、ワインに詳しくない方でも、ぶどうジュースやグルメ、自然の中でリラックスできる空間として楽しめます。ワインの魅力を五感で体験できる広島三次ワイナリーは、家族連れや友人同士のグループ旅行にも最適な観光スポットです。


【豆知識】
三次市は、盆地特有の朝霧が頻繁に発生することでも知られています。この霧がブドウ栽培に与える影響は様々ですが、三次ワイナリーでは、この気候条件を克服し、高品質なブドウを育てるために様々な工夫を凝らしています。また、三次という地名は、「水」と「村」を意味する言葉が合わさった「水村（みすき）」が転じたという説があり、ワイナリーのスパークリングワインには「VILLAQUA（ヴィラクア）」という「水の村」にちなんだ名前が付けられています。

【穴場スポット情報】
ワイン貯蔵庫は、薄暗く年間を通して約14℃に保たれており、ワインが熟成する様子を窓越しに自由に見学できます。木樽の香りや独特の雰囲気を味わえるので、ぜひ足を運んでみてください。また、天気の良い日には、バーベキューガーデンで食事をするだけでなく、隣接する芝生広場でピクニック気分を味わうのもおすすめです。