渓谷美の紅葉 - 長門峡

長門峡は、山口県山口市と萩市にまたがる阿武川の上流に位置する渓谷で、国の名勝に指定されています。阿武川が長い年月をかけて浸食したことにより形成されたV字谷は、変化に富んだ岩肌と清流が織りなす美しい景観が特徴です。特に、新緑の季節や紅葉の時期には、その色彩豊かな自然が多くの観光客を魅了します。渓谷沿いには遊歩道が整備されており、気軽に散策を楽しむことができます。比較的平坦な道が多いですが、一部には勾配のある場所や岩場もあります。

遊歩道は、道の駅長門峡から竜宮淵までの片道約5.1kmのコースが一般的で、往復10.２kmで4時間程度かかります。途中には「道の駅長門峡」があり、食事や休憩、地元特産品の購入が可能です。渓谷の深い緑と澄んだ水、そして奇岩が織りなす景観は、四季折々で異なる表情を見せ、訪れるたびに新たな発見があります。写真愛好家にも人気のスポットで、特に美しい渓谷の写真を撮りたい方にはおすすめです。

【お役立ち懸念点】
遊歩道は比較的整備されていますが、一部は足元が悪い場所や滑りやすい場所があります。特に雨上がりや冬季は注意が必要です。また、全長が約10.2kmと長いため、体力に自信のない方や小さなお子様連れの場合は、事前に無理のない範囲で計画を立てることをおすすめします。携帯電話の電波が届きにくい場所もあるため、事前に地図をダウンロードするなど準備をしておくと安心です。