見て、触れて、ナットク！豊田市博物館

愛知県豊田市に位置する豊田市博物館は、地域の文化遺産や歴史、自然を幅広く紹介する施設です。常設展示では、豊田市の自然環境や地質、古代から現代に至るまでの産業や暮らしの移り変わりがわかる資料が展示されています。

また、豊田市が自動車産業の中心地であることを反映した、自動車関連の展示や技術の歴史も見どころの一つです。さらに、季節ごとにテーマを変えた特別展や企画展が行われ、地元住民だけでなく観光客にも新しい発見を提供しています。子どもから大人まで楽しめる体験型プログラムやワークショップも充実しており、学びながら地域の魅力を深く理解できる場として人気です。アクセスも良好で、家族連れや教育目的の訪問に最適なスポットです。


【豆知識】
2024年開館の豊田市博物館は、建築家・坂茂の設計。隣接する豊田市美術館（谷口吉生）と景観をつなぐ配置で、庭園は両館ともピーター・ウォーカー。高台の敷地は西側を美術館と連続するランドスケープ、東側に博物館棟を置く構成。地域木材・再生可能材を活かし、開放性と環境配慮を両立。

建築家・坂茂は紙管構造で知られる建築家。美術館や公共建築を手がける一方、阪神・淡路、東日本、熊本などの震災で紙の間仕切りや仮設住宅を無償提供。ルワンダ難民支援にも取り組み、2014年プリツカー賞受賞。