道の駅 あわくらんど

道の駅 あわくらんどは、岡山県英田郡西粟倉村に位置し、鳥取自動車道西粟倉ICに隣接しているため、山陽と山陰を結ぶ交通の要衝として多くの利用客で賑わいます。自然豊かな西粟倉村の「百年の森林（もり）構想」に基づき、木材を多用した温かみのある建物が特徴です。特に、新建材CLT（直交集成板）を使用した建築物は見どころの一つで、木の香りに包まれた清潔感のあるトイレも利用者から好評を得ています。

施設内の「野菜市」では、西粟倉村で採れた旬の新鮮な野菜や果物、手作りの加工品などが豊富に並びます。地域ならではの珍しい山菜やキノコなど、季節ごとの特産品に出会えるのも魅力です。レストランでは、地元食材をふんだんに使った定食や麺類、丼ものなど、ボリューム満点のメニューが楽しめます。特に、季節ごとにおすすめされる「あわくらんど特別料理」は、ここでしか味わえない逸品です。

西粟倉村は、「百年の森林（もり）構想」を掲げ、持続可能な森林経営に取り組んでいます。道の駅でも、村の取り組みに関する情報発信や、地元の木材を使った製品の販売などが行われています。旅の休憩だけでなく、地域の文化や取り組みに触れられる場所として、自然愛好家やエコツーリズムに興味のある観光客にもおすすめのスポットです。

豆知識】西粟倉村は、岡山県の北東端に位置し、森林が村土の9割を占める「森林の村」です。村では、かつて荒廃した人工林を再び豊かな森へと育てる「百年の森林（もり）構想」を推進しており、その活動の一環として間伐材を利用した商品開発や、木工体験なども行われています。道の駅でも、その取り組みの一部に触れることができます。

穴場スポット情報：道の駅から車で約10分ほどの場所には、中国地方屈指のラジウム含有量を誇る「あわくら温泉」があります。道の駅での食事や買い物と合わせて、温泉でゆっくりと旅の疲れを癒すのもおすすめです。また、春には「おおがや芝桜公園」で美しい芝桜のじゅうたんが広がり、道の駅からのドライブコースとしても人気です。