遠江國一宮 小國神社

静岡県周智郡森町に位置する小國神社は、遠江国（現在の静岡県西部）の一宮として、古くから地域の人々に崇敬されてきました。創建は西暦555年頃と言い伝えがあり、ご祭神は大己貴命（おおなむちのみこと）で、縁結びや福徳の神様として知られています。特に、本殿へと続く参道は、樹齢数百年ともいわれる杉の巨木が立ち並び、厳かで清々しい雰囲気に包まれています。参道沿いを流れる宮川の清流も美しく、自然の豊かさを感じられる場所です。

小國神社は、四季折々の花々でも有名です。春には桜、初夏には約8万本もの花菖蒲が咲き誇る「一宮花しょうぶ園」が見頃を迎え、秋には紅葉が境内を彩ります。特に、花しょうぶ園は80種もの品種が楽しめることで知られ、多くの観光客や写真愛好家が訪れます。境内には、茶屋や土産物店が並ぶ「ことまち横丁」もあり、散策の途中で休憩したり、地元の特産品を購入したりする楽しみもあります。

新東名高速道路の遠州森町パーキングエリアのスマートICができたので、アクセスも便利です。ICから車で7分ほどです。