ベンガラ色の吹屋ふるさと村

吹屋ふるさと村は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、統一された美しい景観が最大の魅力です。ベンガラとは、酸化鉄を主成分とする赤色顔料のことで、江戸時代後期から明治時代にかけて、この地で大いに産出され、日本の建築や漆器などに広く使われました。その繁栄ぶりを伝える豪商の家々や、ベンガラ工場が当時のままの姿で保存されており、その歴史と技術を間近で見学することができます。
酸化鉄による弁柄（ベンガラ）の淡い赤に統一された町並みは、非常にき綺麗で、倉敷の美観地区よりも趣きがあるかもしれません。

町並みを散策すると、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。また、周辺には、吹屋小学校旧校舎や広兼邸など、見どころが点在しています。それぞれの施設では、当時の人々の暮らしや文化に触れることができ、学びの多い一日を過ごせるでしょう。日本の歴史や伝統建築に興味がある方には特におすすめの、岡山を代表する観光地です。

場所は、なぜこんなに山奥にという場所にあります。
高梁市から国道180号を北上し県道85号を走ります。高梁市中心から車で40分くらいです。

またすぐ近くには、吹屋銅山として江戸時代から大正末期まで採掘されていた「笹畝坑道」や、徳川末期に建てられたお城のような石垣の庄屋「広兼邸」など江戸〜大正を感じられる、見所の多い場所が多くあります。