石火矢町ふるさと村

臥牛山の南麓、備中松山城の城下に残る武家町。通りの両側に土塀と格式ある門構えが並び、江戸の町並みが今も色濃く息づきます。地区は岡山県の「ふるさと村」指定、さらに国の重伝建（重要伝統的建造物群保存地区）として保全されています。

見学の中心は公開邸宅の旧折井家・旧埴原家。書院造りの母屋や長屋門、当時の武具・生活資料を展示し、武士の暮らしを具体的に体感できます。庭に面した座敷や土間の造作も見どころで、写真派は外観の連続する長屋門や石垣越しのアングルが写真映えします。

ただし、通りの外壁は趣がありますが、中の建物は一般的な住宅だったりします。

近くには枯山水として有名な頼久寺庭園があります。

高梁市観光駐車場にかけては、倉敷美観地区のようにまとまってはいませんが、ところどころに古い城下町の建物や再建された建物が残ります。

無料の駐車場は通りの北側の「武家屋敷 旧折井家」前にあります。