西日本最大級の神庭の滝

岡山県真庭市に位置する神庭の滝は、落差110メートル、幅20メートルを誇る中国地方最大級の雄大な滝です。「日本の滝百選」や「日本百景」、そして国の名勝にも指定されており、その迫力は訪れる人々を圧倒します。滝壺近くまで整備された遊歩道を進むと、轟々と流れ落ちる水音と、飛び散る水しぶきを間近で体感できます。春の新緑、夏の涼、秋の紅葉と、四季折々の美しい自然が織りなす景色も魅力で、特に秋の紅葉は絶景として知られています。

神庭の滝自然公園内には、約170匹の野生のニホンザルが生息しており、運が良ければ愛らしい姿を見ることができます。猿は野生のため、必ずしも出会えるわけではありませんが、彼らが生活する自然環境を垣間見ることができるのも、神庭の滝ならではの魅力です。公園内には、神庭の滝以外にも「玉垂の滝」などの見どころがあり、散策しながら豊かな自然を満喫できます。

【豆知識】
神庭の滝の中央には、水しぶきに逆らってのぼる鯉に似た黒い岩があり、「鯉岩」と呼ばれています。また、滝周辺に生息するサルは野生ですが、過去には大阪大学によって研究が行われていた歴史もあります。

【穴場スポット情報】
神庭の滝近くにある「神庭の鬼の穴」は、子供の冒険心をくすぐる探検スポットです。岩肌にぽっかり開いた洞穴は伝説の鬼が住んだと伝えられ、家族でワクワクした気分になれます。ただし、洞穴までは約10分ほど階段を登る必要があり、小さなお子様連れにはやや大変かもしれませんが、子供にお勧めな穴場スポットです。