商売繁盛！津和野の太皷谷稲成神社

島根県津和野町の小高い山中に鎮座する「太皷谷稲成神社（たいこだにいなりじんじゃ）」は、伏見稲荷大社（京都）と並び日本五大稲荷の一つに数えられる格式高い神社です。最大の見どころは、本殿へと続く約1,000本もの朱色の鳥居が連なる参道。鳥居をくぐり抜けるたびに神聖な雰囲気に包まれ、その景観は圧巻で、写真スポットとしても非常に人気があります。

この神社は、全国で唯一「稲成」と書く稲荷神社として知られています。「稲成」という表記は、願い事が「成る」に通じることから、特に商売繁盛、五穀豊穣、家内安全の御利益があるとされ、多くの参拝者が訪れます。本殿は山の斜面に建てられており、そこから見下ろす津和野の城下町の景色もまた格別です。

「油揚げ・ローソク」をお供えするという変わった習慣があります。

観光客にも人気のスポットで、津和野の歴史や文化に触れながら、美しい景観とご利益を求めて訪れるのがおすすめです。特に稲荷寿司や狐の面など、お土産も充実しています。

近くに津和野城跡や茅葺屋根が雰囲気のある永明寺があります。


【豆知識】
太皷谷稲成神社の「稲成」は、願い事が「成る」に通じることから、「願望成就」の御利益があるとして、全国的にも珍しい表記となっています。

【穴場スポット】
千本鳥居を登り切った本殿の裏手には、願いを込めて「油揚げ」をお供えする「願かけ油揚げ」の場所があります。ユニークな参拝方法として体験してみるのも良いでしょう。