樹齢1000年のムクの巨木 命主社

命主社は正式名「神魂伊能知奴志神社」で、出雲大社から銅鳥居を抜け社家通りを東へ約200mの小祠です。背後に立つムクノキは高さ23m、幹周5.9mの市指定天然記念物で、古事記に登場する神皇産霊神を祀る縁起深い聖域です。

社殿前に樹齢1000年といわれるムクの巨木があります。
近くの真名井遺跡では、寛文5年（1665年）の御造営時に銅戈や銅鐸が出土し、古代の祭祀場としての歴史を伝えます。

境内は木立に囲まれ、静寂の中で参拝できる落ち着いた空間。周辺の社家通りや北島国造館、隣接する山王社と合わせて巡ると、出雲大社参拝の合間に深い文化体験が楽しめます。