鎌倉時代に創建 - 建長寺

建長寺は、1253年に鎌倉幕府第五代執権、北条時頼によって創建された、臨済宗建長寺派の大本山です。日本で初めて純粋な禅の教えが説かれた寺院として知られ、鎌倉五山（ござん）の第一位に位置付けられています。広大な敷地には、中国から招かれた蘭渓道隆（らんけいどうりゅう）によって築かれた創建当初からの伽藍（がらん）配置が残り、国宝の梵鐘や重要文化財の三門、仏殿、法堂（はっとう）など、見どころが豊富です。

禅宗寺院特有の厳かな雰囲気漂う境内は、深い緑に包まれ、参道を歩くだけでも心が洗われるようです。特に、法堂の天井に描かれた雲龍図は迫力満点で、一見の価値があります。また、方丈裏にある「半僧坊」へ続く長い石段を登ると、豊かな自然林が広がり、展望台からは鎌倉の街並みや相模湾を一望できます。

坐禅会や写経会なども定期的に開催されており、禅の精神に触れる貴重な体験もできます。

JR横須賀線「北鎌倉駅」からだと徒歩15分ほどです。
鶴岡八幡宮からなら徒歩10分ほどです。