平和公園（平和祈念像）

平和公園は、長崎県長崎市に位置する、1945年8月9日の原子爆弾投下という悲劇を乗り越え、世界平和を願う象徴として造られた公園です。
毎年8月9日には、ここで平和祈念式典が開催され、世界中に平和へのメッセージが発信されます。

平和祈念像は、長崎市出身の彫刻家、北村西望氏によるもので、高さ約9.7メートル、重さ約30トンの青銅製です。像の右手は原爆の脅威を、左手は平和を、顔は戦争犠牲者の冥福を祈ることを表しています。

平和の泉は、原爆による熱風に苦しんだ被爆者の霊を慰めるために建てられたものです。泉の正面には、被爆当時9歳だった山口幸子さんの手記が刻まれています。

平和の鐘は、原爆投下から20年を迎えた1975年に、被爆者や市民の寄付によって建てられました。鐘は、平和の大切さを訴え、世界の平和を祈るために鳴らされます。