津山市の大名日本庭園 衆楽園

衆楽園は、津山藩二代藩主・森長継が明暦元年（1655年）から同三年（1658年）にかけて、京都の作庭師を招いて築造した池泉回遊式の大名庭園です。南北に長い敷地の大半を池が占め、池上には大小4つの浮島が配され、庭園の北方には中国山地の山並みを借景として取り入れています。1670年以降は松平氏に引き継がれ、藩主の別邸庭園「御対面所」として賓客をもてなす場ともなりました。1870年（明治3年）に「衆楽園」と命名され、2002年に国の名勝に指定されました。

園内には往時の建物は残っておらず、現在の余芳閣（よほうかく）・迎賓館（げいひんかん）・清涼軒（せいりょうけん）・風月軒（ふうげつけん）などは、明治以降に再建されたものです。主要な見どころは、春の桜、初夏の睡蓮、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節に応じて表情を変える池泉回遊路。特に紅葉期には、カエデやイチョウが水面に映り込み、池畔の景色が一層華やかになります。

入園料と駐車料ともに無料です。
岡山後楽園ほどの規模はありませんが、時間があれば津山城と合わせて観ても良いと思います。

津山城からは1kmほど離れているので、車で行った方が良いです。