高台に広がる大草原 千畳敷

千畳敷は、向津具半島（むかつくはんとう）の北端に位置する、広大な草原地帯です。その名の通り畳約1,000枚分もの広さがあり、333mの高台から見渡す日本海は、息をのむような絶景です。特に、青い空と海、そして白い巨大な風力発電の風車が織りなすコントラストは、まるで海外のリゾート地を訪れたかのような開放感を与えてくれます。夕暮れ時には、風車がシルエットになり、茜色の空と海が幻想的な雰囲気を醸し出し、多くの観光客やカメラマンを魅了します。

敷地内には、ピクニックやレジャーを楽しめる芝生広場があり、家族連れやカップル、友人同士でゆったりと過ごすことができます。春には菜の花、夏には深緑、秋にはススキの穂が揺れるなど、四季折々の表情を見せるのも魅力です。敷地内にあるカフェ「千畳敷カントリーキッチン」では、地元の食材を使った軽食やドリンクを味わいながら、絶景を眺めることができます。ドライブの休憩スポットとしても最適で、美しい景色と心地よい風を感じながらリフレッシュできます。

高台は広い草原で雄大な自然を満喫できます。天候が良ければ爽快で景色が良いのでデートスポットとしておすすめです。

敷地の一角には「千畳敷高原キャンプ場」があり、1張り1,000円でテント泊が可能。夜は漁火や星空を眺めながら過ごせ、早朝の海から昇る朝日も格別です。


【豆知識】
千畳敷に設置されている風車は、長門市の再生可能エネルギーへの取り組みの一環として建設されました。その数は20基近くにも及び、千畳敷のシンボルとなっています。

【穴場スポット情報】
千畳敷から車で約30分の「東後畑棚田」では、5月下旬～6月上旬に棚田のあかり（ライトアップイベント）が開催されます。漁火と夕焼け、棚田の灯りが織りなす幻想的な光景は必見です。