壇上伽藍の根本大塔

根本大塔は、弘法大師空海が真言密教の根本道場として建立した、高野山の象徴的な建物です。空海は、根本大塔を「毘盧遮那法界体性塔」と呼び、大日如来の真理を体現した、宇宙の縮図であると説きました。


【豆知識】
根本大塔は、弘法大師空海が日本で初めて多宝塔を建立した場所とされています。塔の内部には、壁面や柱に極彩色の仏画が描かれ、金色の仏像群と合わせて、まさに密教の曼荼羅世界が広がっています。

【穴場スポット】
根本大塔の周辺には、金堂や御影堂など、重要な堂宇が隣接していますが、比較的奥まった場所にある「不動堂」は、重要文化財でありながら、人影が少なく、静かにその歴史を感じられる場所です。

また、周辺には国道480号の入り口に「大門」、高野山大学の裏に「金剛三昧院」、金剛峰寺の北側には「徳川家霊台」など多くの見所があります。

【お役立ち懸念点】
壇上伽藍内は、写真撮影・ビデオ撮影が原則禁止されており、特に根本大塔の内部は厳しく制限されています。