毛利氏の居城「郡山城」

広島県安芸高田市に位置する郡山城は、戦国時代に中国地方を治めた大大名、毛利氏の居城として知られる山城です。毛利元就がこの城を本拠地とし、数々の合戦を制して勢力を拡大しました。現在、城郭の主要部分は残っていませんが、広大な敷地と複雑な曲輪（くるわ）配置から、当時の難攻不落ぶりや毛利氏の絶大な権力が偲ばれます。

かつては、中国地方最大級といわれる巨大な城郭でしたが、いまは建物などはなく石垣の多くも崩れかけています。

ただ、歴史的な価値は高いそうで、日本100名城に選定されています。
毛利元就のお墓もあります。

城跡は標高390メートルの郡山全体に広がり、頂上付近の本丸跡からは、安芸高田市街地や周辺の山々を見渡すことができます。山道は整備されており、歴史を学びながらハイキングを楽しむのに最適です。石垣や堀切などの遺構が点在しており、それぞれの場所で毛利氏の歴史に思いを馳せることができます。