本社10棟が国宝！石清水八幡宮

京都府八幡市にある石清水八幡宮は、宇佐神宮、筥崎宮とともに日本三大八幡宮の一つに数えられる、由緒ある神社です。清和天皇の時代、貞観元年（859年）に創建されて以来、皇室からの信仰も厚く、日本の歴史に深く関わってきました。男山山頂に広がる境内は、豊かな自然に囲まれ、厳かな雰囲気に包まれています。

本殿は、八幡造という珍しい構造で、内殿と外殿という2つの棟が前後に並び、珍しい特徴をもつ社殿です。八幡造は、八幡神を祀る神社に多く見られる形式で、石清水八幡宮の本殿は、現存する八幡造としては最大かつ最古のものです。

楼門は、江戸時代に再建されたものであり、朱色の鮮やかな色彩が印象的です。回廊は、江戸時代に再建されたもので、本殿と楼門をつなぐ、長さ約100メートルの回廊です。宝物殿は、明治時代に建てられたもので、石清水八幡宮の宝物を展示しています。

石清水八幡宮は、厄除けや家内安全、商売繁盛など、様々なご利益があり、年間を通して多くの参拝者でにぎわいます。また、パワースポットとしても有名で、多くの参拝者が訪れる人気の観光スポットとなっています。
八幡山の山頂にある奥宮は、特にパワースポットとして人気があります。
男山への参拝は、男山ケーブルカーを利用すれば楽に登ることができます。また、山頂からは、京都市内や、木津川、宇治川、桂川の三川合流地点など、雄大な景色を一望できます。


【お役立ち懸念点】
山頂の参拝者駐車場は第1〜第3駐車場（無料）があります。第1駐車場が一番遠いですが、距離はあまり変わりません。ただし、正月三が日など利用禁止になるため注意が必要です。
山頂の駐車場を利用せず、ケーブルカーを使う場合に、山麓に複数のコインパーキングのほか「八幡市営駐車場」があります。こちら、普段は100円／時間でリーズナブルですが、初詣時期などは料金が高騰するので注意が必要です。
ケーブルカーを使わず参道を歩いて登ると、山麓の一ノ鳥居（頓宮前）から本殿まで約1.2 kmのルートをたどり、所要時間はおよそ30～40分です。