美しい「逆さ氷ノ山」 - 別宮の棚田

兵庫県養父市、標高約400mの山間に広がる「別宮の棚田（べっくのたなだ）」は、「日本の棚田百選」にも選定された、日本の原風景が色濃く残る美しい棚田です。急峻な斜面に築かれた約約130～180枚の田んぼが、まるで巨大な階段のように連なり、その雄大で繊細な景観は訪れる人々を魅了します。特に、田植え直後の5月下旬から6月上旬にかけては、水が張られた田んぼが空の色を映し出し、キラキラと輝く「水鏡」の景色は息をのむほどです。
5月上旬の水田に反射した「逆さ氷ノ山」が撮影できることで写真家の間でも有名です。

別宮の棚田は、四季折々に異なる表情を見せるのも大きな魅力です。春の新緑、夏の稲の緑、秋の黄金色の稲穂、そして冬の雪景色と、一年を通して様々な美しい風景を楽しむことができます。棚田の保全活動は地域住民によって積極的に行われており、昔ながらの農法が受け継がれています。展望台や撮影スポットも整備されており、日本の豊かな自然と、人と自然が共生してきた歴史を感じることができます。

日本の原風景と美しい自然のコラボレーションを体験したい方、写真撮影を楽しみたい方、そして農村の暮らしに触れたい方には、おすすめの穴場スポットです。