国内最大級の規模 - タデ原湿原

タデ原湿原は、大分県玖珠郡九重町、くじゅう連山の麓に広がる、標高約1,000メートルの高層湿原です。ラムサール条約にも登録された国際的に重要な湿地であり、国の天然記念物にも指定されています。冷涼な気候と豊かな伏流水に恵まれ、ミズゴケや湿原植物、希少な昆虫類など、様々な動植物が生息する「自然の博物館」として知られています。四季折々の美しい表情を見せ、春はミズバショウ、夏はサギソウやコオニユリ、秋はアキノキリンソウやリンドウなどが咲き乱れ、特に秋のススキ野原は黄金色に輝き、壮大な景色を作り出します。

湿原内には、木道が整備されており、その上を歩きながら、足元に広がる湿原植物や、遠くに見える九重連山の雄大な景色をゆっくりと楽しむことができます。木道は段差が少なく、小さなお子様からお年寄りまで、安心して散策できるのが魅力です。

タデ原湿原は、環境省が運営する「長者原ビジターセンター」に隣接しており、湿原の成り立ちや動植物に関する展示、最新の情報提供が行われています。また、周辺には九重"夢"大吊橋や九重連山への登山ルートなど、観光スポットが点在しており、自然を満喫したい方におすすめのスポットです。

駐車場は長者原ビジターセンターにあります。