ヲンネモトチャシ跡
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根室半島にあるアイヌがつくったチャシ跡です。24か所の史跡があり、日本100名城にも指定されています。厳しい自然の中に佇む歴史的景観が魅力です。
ヲンネモトチャシ跡は、北海道根室市の根室半島先端近くに位置する、アイヌ民族が16世紀から18世紀にかけて築いたとされる砦の跡です。「チャシ」とは、アイヌ語で「柵囲い」を意味し、集落の見張り場や儀式を行う場など、多目的に利用されていました。根室半島には32か所のチャシ跡が確認されており、そのうち24か所が「根室半島チャシ跡群」として国の史跡に指定されています。その中でも、ヲンネモトチャシは保存状態が良く、見学できるよう整備されている代表的な場所です。
このチャシ跡の魅力は、人工的な盛土と壕が残る独特な地形にあります。岬の先端に位置する小高い丘が、まるで「お供え餅」のように見えると言われるその地形は、自然の地形を巧みに利用して造られており、アイヌの人々の知恵と暮らしを偲ばせてくれます。周辺の原生植物や、厳しい海風に晒された風景は、北海道最東端の地の厳しさと、そこに暮らした人々の歴史を物語っています。
ヲンネモトチャシ跡は、城郭というよりは砦や儀式の場としての歴史的価値があり、日本百名城に選定されていることからも、歴史愛好家にとって重要な訪問地となっています。
【お役立ち懸念点】
ヲンネモトチャシ跡は、人工の盛土と壕が残るのみで建物などあるわけではなく見た目の派手さはないため、当時の暮らしを想像しながら見学する心持ちがのある方におすすめのスポットです。
[入場料]
無料
[営業時間]
終日開放
[駐車場]
無料
- カテゴリ
- 道東根室|歴史|お城
- 場所
- 北海道根室市温根元 湯根元59
- 公式サイト
- https://www.city.nemuro.hokkaido.jp/lifeinfo/kakuka/kyoikuiinkai/kyoikushiryokan/siryoukann/6677.html
(※情報が古い場合があります。最新&正確な情報は該当のオフィシャルサイトならび電話にてご確認ください。)