樹齢1000年の御神木 - 北口本宮冨士浅間神社

北口本宮冨士浅間神社（きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ）は、山梨県富士吉田市に位置する、富士山を神体山として崇める富士山信仰の拠点となる神社です。創建は古く、1900年以上の歴史を持つと伝えられ、富士山世界文化遺産の構成資産の一つにも登録されています。うっそうと茂る杉の巨木に囲まれた境内は、厳かで神秘的な雰囲気に包まれ、訪れる人々に清らかな空気と畏敬の念を与えます。

「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産の一部にもなっています。本殿、拝殿、随神門、神輿庫など、11棟の建造物が国の重要文化財に指定されています。

この神社の最大の魅力は、その歴史的な重みと、富士山信仰の深さを感じられる点にあります。境内には、樹齢1000年を超えると言われる夫婦檜（めおとひのき）や、富士山信仰の象徴である鳥居、そして鮮やかな朱塗りの本殿・拝殿など、見どころが豊富です。特に、本殿は国の重要文化財に指定されており、その精巧な彫刻と荘厳な造りは必見です。富士山登山道「吉田口登山道」の起点でもあり、かつて多くの登山者がここから富士山を目指しました。


【穴場スポット】
本殿や夫婦檜は人気ですが、境内の奥にある「吉田口登山道」の鳥居をくぐり、少しだけ登山道を歩いてみるのもおすすめです。ひっそりとした雰囲気で、かつての富士山信仰の厳しさを感じられます。また、早朝は観光客が少なく、澄んだ空気の中で神社の神聖な雰囲気を味わえる穴場です。