溶岩流の奇岩！鬼押出し園

鬼押出し園は、1783年の浅間山大噴火によって流れ出た溶岩が固まってできた、世界でも珍しい溶岩地帯です。その独特の景観は、まるで鬼が暴れて岩を押し出したように見えることから「鬼押出し」と名付けられました。ゴツゴツとした奇岩が広がる遊歩道を歩くと、地球のダイナミックなエネルギーを肌で感じることができます。一つとして同じ形のない岩の群れは、自然が作り出したアート作品のようで、見る者を圧倒します。

園内には、浅間山観音堂が建立されており、厄除けや開運のご利益があるとされています。高台にある観音堂からは、眼下に広がる溶岩の海と、雄大な浅間山を同時に望むことができます。また、晴れた日には、北アルプスや草津白根山など、上信越の山々まで見渡せる360度の大パノラマが広がります。特に、新緑の季節や紅葉の時期は、溶岩の黒と植物の緑や赤のコントラストが美しく、写真映えする絶景が楽しめます。