上品な甘さ - むらさきやの水羊羹

名古屋市営地下鉄伏見駅からほど近い場所に位置する「むらさきや」は、昭和3年創業の老舗和菓子店です。特に夏季限定で販売される水羊羹は、そのなめらかな口どけと、上品で控えめな甘さから「飲める水羊羹」と称され、美食家としても知られる林修先生が絶賛したことで一躍全国的に有名になりました。口に入れた瞬間にすっと溶けていくような食感は、他ではなかなか味わえない感動を与えてくれます。

水羊羹は、一本売り（棹物）と、竹を模したプラスチック容器に入った一口サイズのものがあり、自宅用にはもちろん、名古屋土産としても大変人気があります。日持ちは購入日を含めて4日間と短いですが、その新鮮な味わいをぜひ体験していただきたい逸品です。水羊羹の販売期間は例年4月中旬から9月末頃までで、それ以外の時期には栗蒸し羊羹などの季節限定の和菓子も楽しめます。

ういろうでは物足りない方は、ぜひどうぞ。


【豆知識】
むらさきやの水羊羹は、極限まで水分を含ませて作られているため、その独特の口どけが生まれると言われています。甘さ控えめなので、甘いものが苦手な方にも好評です。