最大規模の日本庭園 南楽園

愛媛県宇和島市にある南楽園は、1985年に開園した池泉回遊式の日本庭園です。「山、里、町、海」をテーマに構成されており、園内を巡ることで様々な日本の原風景を体験できます。特に、春には桜やツツジ、初夏には25万本もの花菖蒲、秋には紅葉と、年間を通して美しい花々が園内を彩り、訪れる人々を魅了します。広大な敷地を活かした雄大な景観は、「日本の都市公園100選」にも選ばれるほどの美しさです。

園内には、伝統的な茅葺き屋根の建物や茶室などが点在し、和の情緒あふれる空間が広がります。また、池には鯉が泳ぎ、時にはボートに乗って水上から庭園を眺めることもできます。敷地内には、縁結びや幸運にご利益があると言われるパワースポットも点在しており、散策しながら見つけるのも楽しみの一つです。

四季折々の自然の美しさと、日本の伝統的な造園技術が融合した南楽園は、ゆったりと散策を楽しみたい方や、写真撮影を楽しみたい方におすすめのスポットです。家族連れやカップル、幅広い年齢層が楽しめる場所として人気があります。


【豆知識】
南楽園は、四国最大級の日本庭園でありながら、比較的新しい庭園です。園内にある「幸迎橋（こうげいばし）」の欄干の擬宝珠（ぎぼしゅ）には、出雲大社のお守りが納められており、触れると幸運が訪れると言われています。また、園内には愛媛県出身の彫刻家・藤部吉人氏の作品「希望の石」や「愛の鯉・媛の鯉」といったパワースポットも点在しています。

【あえて懸念点】
敷地が非常に広いため、全てを見て回るにはそれなりの時間と体力が必要です。特に夏場は日差しが強く、日陰が少ない場所もあるため、帽子や日傘、水分補給などの熱中症対策は必須です。