神戸海洋博物館とカワサキワールド

神戸海洋博物館は、神戸港のメリケンパークに位置し、白い大型船のような独特の建物が目を引くランドマークです。明治時代以降、日本の近代化を支えた港町神戸の海と船の歴史、文化を幅広く紹介しています。帆船の模型や、世界中の船に関する資料、港のジオラマなど、多岐にわたる展示を通じて、海の壮大さや船の技術の進化を楽しく学ぶことができます。特に、大型船の操船シミュレーターは、まるで自分が船長になったかのような体験ができ、子供から大人まで夢中になれるでしょう。

博物館に併設されているカワサキワールドは、川崎重工業グループの企業ミュージアムです。陸・海・空の幅広い分野で培われた川崎重工の技術と歴史を、実物展示や体験コーナーを通して紹介しています。新幹線やヘリコプター、オートバイ、ロボットなど、同社の代表的な製品がずらりと並び、その技術力の高さに驚かされます。特に、オートバイの展示エリアでは、歴代の名車に跨がって記念撮影ができるコーナーもあり、バイクファンにはたまらない魅力があります。

両施設は、神戸港の美しい景色を一望できるメリケンパーク内にあり、神戸ポートタワーや海洋博物館の白い建物とのコントラストも絵になります。海と陸、そして空へと広がる川崎重工の技術を通じて、神戸の産業と発展の歴史を深く理解できる場所です。